木村泰知

告知:QALab-PoliInfo 説明会(4/19)

木村がオーガナイザーになっているQALab-PoliInfoの説明会の告知です.

 

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NTCIR-14 QALab-PoliInfo 第1回説明会

日時:4月19日(木) 15:00-18:00
場所:国立情報学研究所(学術総合センター) 19階 1901会議室・1902会議室
参加費:無料(事前登録必要なし)

内容:
– NTCIR-14 QALab-PoliInfoタスクの紹介
– 参加方法
– 質疑応答

ウェブサイト: https://poliinfo.github.io/
 

NTCIR QALab-PoliInfo kickoff meeting @ NII

 

NTCIR-14 QALab-PoliInfo キックオフミーティング @ NII
https://poliinfo.github.io/

第4回目となるQALab4は,QALab-PoliInfoという名前になり,地方議会会議録を利用するタスクとなりました.今回から,木村は,オーガナイザーになったので,理研AIPでのアドバイスも反映させつつ,具体的なタスクの内容を考えています.

今日のキックオフミーティング には約20名が参加してくれました.参加してくれたみなさん,ありがとうございました!みなさんの意見を活かして,魅力的なタスクになるように,がんばりまーす.

 

 

 

記者レク@札幌サテライト

都道府県議会会議録に正確な発言者情報を付与した研究成果の発表をすることにしました.

そのための準備は,記者クラブへのプレスリリースの投げ込みから始まります.

そのプレスリリースの流れを下記に示します(誰かの役に立てれば幸いです).

 

Step1 プレスリリースの準備(小樽商科大学には小樽商科大学フォーマットがあります)

Step2 記者クラブへの投げ込み

今回,投げ込みをするときに,初めて知ったのですが,札幌市には記者クラブがいくつも存在するようです.投げ込みした記者クラブは,小樽市の記者者クラブ、北海道庁 道政記者クラブ、北海道経済記者クラブです.各記者クラブには,20社ぐらいの報道機関があるので,ニュースリリースの用紙を50枚ほど印刷してもらいました.

 

Step3 記者の前での説明

今回は,概要を木村が説明し,詳細を内田先生に説明してもらいました.

 

Step4 掲載するか,掲載しないかは,記者の判断による.

(あとは待つだけ)

 

都道府県議会議員の発言量

概要

地方議会会議録コーパス中の各発言には発言者情報(氏名・選挙区・生年・性別)が付与されています。つまり、都道府県議会でいつ・どこで・だれが・なにを発言しているのかがわかります。これらの情報を利用すると、以下のような疑問に答えることができます。

Q. 全国の都道府県議会には何人の議員がいるの?

Q. 議員の年齢・性別構成は?

Q. 議会で活発に発言しているのはどの層の議員?

Q. 議員の性別によって発言内容に違いはあるの?

Q. 議員の年齢層によって発言内容に違いはあるの?

調査

以下のデータを対象として、議員の数や発言文字数を調査しました。

  • 対象期間:平成23年4月~平成27年3月
  • 対象会議:都道府県議会の本会議

1. 都道府県議会議員の年齢・性別構成

※年齢は平成23年12月31日時点のものです。

日本では国会の女性議員比率が低い*ことが知られています。地方議会においても女性議員は男性議員の1/10程度にとどまり、同様の傾向が見られました。

*衆議院9.5%、参議院15.7%(2016年1月時点)

 

2. 都道府県議会議員の属性別平均発言文字数

※年齢は平成23年12月31日時点のものです。

65~84歳の男性議員が最も発言文字数が少なく、45~64歳の女性議員が最も発言数が多いという結果になりました。また、どの年齢層でも男性議員よりも女性議員の方が多く発言しています。ただし、女性議員の人数は非常に少ないため、本会議全体に占める発言の割合は決して多くありません。

この調査では単純に発言文字数のみを比較していますので、この結果からすぐに「女性議員の方が活発に発言している」と結論付けることはできません。女性の方が丁寧な表現を使用するため発言が長くなっているとも考えられます。

 

3. キーワードの平均発言回数(性別で比較)

上のグラフは、各キーワードにおいて「男性議員を1とした時の女性議員の発言回数」を示しています。
女性議員が「増税」というキーワードを発言する回数は、男性議員の4.4倍にのぼります。その他、「貧困」「消費税」「年金」「保育」など、生活に密着した話題は女性議員の得意分野のようです。

 

4. キーワードの平均発言回数(年齢層で比較)

上のグラフは、各キーワードにおいて「45-64歳の年齢層を1とした時の他の年齢層の発言回数」を示しています。
若い議員ほど「インターネット」というキーワードを多く発言していることがわかります。「待機児童」「保育」「英語」も同じ傾向が見られます。25~44歳の議員は子育て世代を代表した発言が多いようです。45~64歳の議員は「年金」「介護保険」「消費税」などに関心が高そうです。働き盛り世代ならではの特徴でしょうか。

 

5. 都道府県別の発言量の比較

上のグラフは各都道府県の本会議における総発言文字数を示しています。議員以外(知事や職員)の発言も含まれますが、発言量のおおよその目安にはなるでしょう。

 

このように、地方議会会議録コーパスを利用すると、都道府県議会議員の活動の一端を可視化することができます。