高丸圭一

社会言語関連の研究会@明治大学

明治大学で開催された社会言語学関連の研究会に参加してきました。

招待講演は、国会の答弁に関する内容で、とても興味深く、いままで、もやもやしていたものが、すっきりしました。

その後の飲み会は、ベルギービールが美味しかったこともあり、盛り上がりました。

 

報告・公開シンポジウム@東大

5月12日(土) 10時から、東大本郷キャンパスで、公開シンポジウム「地方政治周辺の異なる言語資源(会議録・新聞・条例)の連携に向けて」を開催しました。

 

(共同研究者しか参加者しないと思っていましたが..) 予想以上に参加者がおり、とても感謝しております。

言語処理学会のMLでの告知は影響力があることを確認しました(笑)

シンポジウム、および、非公開の研究発表会の様子を写真付きで報告いたします。



テーマ「地方政治周辺の異なる言語資源(会議録・新聞・条例)の連携に向けて」

日時 5月12日(土) 10:00 – 12:00
場所 東京大学 本郷キャンパス 工学部8号館 2階226大会議室

 

 

司会:高丸圭一(宇都宮共和大)

10:00 – 10:40
1. 会議録について
 発表者:木村泰知 (小樽商科大)
 都道府県議会会議録検索システム「ぎ〜みる」 http://local-politics.jp/47pref/
 NTCIR14 QALab PoliInfo https://poliinfo.github.io/

 

10:40 – 11:20
2. 新聞について
 発表者:吉田光男 (豊橋技科大)
 Ceek.jp News http://news.ceek.jp/

 

11:20 – 12:00
3. 条例について
 発表者:原田隆史(同志社大)・川島隆徳(国立国会図書館)
 条例Webアーカイブデータベース http://joreislis.doshisha.ac.jp/


本シンポジウムは次の科研費プロジェクトの研究活動の一環として開催します.
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16H02912/
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-17K02739/

 

午後から、 非公開(共同研究者のみ) の発表会を開催しました。

一人20分程度で、科研課題に関する役立ちそうな話(なんでもOK)+自己紹介をお願いしました。


荒木健治 (北大)

内田ゆず (北海学園大)

乙武北斗 (福岡大)

 

川浦昭彦 (同志社大)

川浦先生の写真を撮るのを忘れてしまいました…

坂地泰紀 (東大)

高丸圭一(宇都宮共和大)

 高丸先生のは、司会の写真しか撮影していません…

 

 

 

 

記者レク@札幌サテライト

都道府県議会会議録に正確な発言者情報を付与した研究成果の発表をすることにしました.

そのための準備は,記者クラブへのプレスリリースの投げ込みから始まります.

そのプレスリリースの流れを下記に示します(誰かの役に立てれば幸いです).

 

Step1 プレスリリースの準備(小樽商科大学には小樽商科大学フォーマットがあります)

Step2 記者クラブへの投げ込み

今回,投げ込みをするときに,初めて知ったのですが,札幌市には記者クラブがいくつも存在するようです.投げ込みした記者クラブは,小樽市の記者者クラブ、北海道庁 道政記者クラブ、北海道経済記者クラブです.各記者クラブには,20社ぐらいの報道機関があるので,ニュースリリースの用紙を50枚ほど印刷してもらいました.

 

Step3 記者の前での説明

今回は,概要を木村が説明し,詳細を内田先生に説明してもらいました.

 

Step4 掲載するか,掲載しないかは,記者の判断による.

(あとは待つだけ)

 

都道府県議会議員の発言量

概要

地方議会会議録コーパス中の各発言には発言者情報(氏名・選挙区・生年・性別)が付与されています。つまり、都道府県議会でいつ・どこで・だれが・なにを発言しているのかがわかります。これらの情報を利用すると、以下のような疑問に答えることができます。

Q. 全国の都道府県議会には何人の議員がいるの?

Q. 議員の年齢・性別構成は?

Q. 議会で活発に発言しているのはどの層の議員?

Q. 議員の性別によって発言内容に違いはあるの?

Q. 議員の年齢層によって発言内容に違いはあるの?

調査

以下のデータを対象として、議員の数や発言文字数を調査しました。

  • 対象期間:平成23年4月~平成27年3月
  • 対象会議:都道府県議会の本会議

1. 都道府県議会議員の年齢・性別構成

※年齢は平成23年12月31日時点のものです。

日本では国会の女性議員比率が低い*ことが知られています。地方議会においても女性議員は男性議員の1/10程度にとどまり、同様の傾向が見られました。

*衆議院9.5%、参議院15.7%(2016年1月時点)

 

2. 都道府県議会議員の属性別平均発言文字数

※年齢は平成23年12月31日時点のものです。

65~84歳の男性議員が最も発言文字数が少なく、45~64歳の女性議員が最も発言数が多いという結果になりました。また、どの年齢層でも男性議員よりも女性議員の方が多く発言しています。ただし、女性議員の人数は非常に少ないため、本会議全体に占める発言の割合は決して多くありません。

この調査では単純に発言文字数のみを比較していますので、この結果からすぐに「女性議員の方が活発に発言している」と結論付けることはできません。女性の方が丁寧な表現を使用するため発言が長くなっているとも考えられます。

 

3. キーワードの平均発言回数(性別で比較)

上のグラフは、各キーワードにおいて「男性議員を1とした時の女性議員の発言回数」を示しています。
女性議員が「増税」というキーワードを発言する回数は、男性議員の4.4倍にのぼります。その他、「貧困」「消費税」「年金」「保育」など、生活に密着した話題は女性議員の得意分野のようです。

 

4. キーワードの平均発言回数(年齢層で比較)

上のグラフは、各キーワードにおいて「45-64歳の年齢層を1とした時の他の年齢層の発言回数」を示しています。
若い議員ほど「インターネット」というキーワードを多く発言していることがわかります。「待機児童」「保育」「英語」も同じ傾向が見られます。25~44歳の議員は子育て世代を代表した発言が多いようです。45~64歳の議員は「年金」「介護保険」「消費税」などに関心が高そうです。働き盛り世代ならではの特徴でしょうか。

 

5. 都道府県別の発言量の比較

上のグラフは各都道府県の本会議における総発言文字数を示しています。議員以外(知事や職員)の発言も含まれますが、発言量のおおよその目安にはなるでしょう。

 

このように、地方議会会議録コーパスを利用すると、都道府県議会議員の活動の一端を可視化することができます。

 

地国プロジェクト@国研

二階堂先生チームの研究会が,国立国語研究所で開催されました.

 

飲み会の雑談から始まった「地国プロジェクト」についての発表です.

地国プロジェクトでは,地方議会と国会議会の会議録を対象に比較分析を行います.

http://www.ninjal.ac.jp/event/specialists/project-meeting/m-2017/20171210-16/

  • 「会議録コーパスの活用方法の検討 ―議員の活動を可視化するために―」
    内田 ゆず (北海学園大学 准教授),木村 泰知 (小樽商科大学 准教授),高丸 圭一 (宇都宮共和大学 准教授)

    議員の活動の実態を明らかにするために会議録を活用する方法を模索している。
    分析の観点として,議員の属性 (性別や年代,当選回数),会議の場 (地方議会/国会,本会議/委員会),議員の発言回数などが考えられる。
    発表では,これまでの分析で得られたいくつかの事例を紹介する。

 

研究発表会「議会会議録を活用した日本語のスタイル変異研究」
日時2017年 12月 10日 (日曜日)
場所国立国語研究所 (地図)
説明時間 : 10:00-16:00
会場 : 3階 セミナー室