[4Q3-GS-9-01] 東京都議会会議録における議案への賛否を表明する発言の分析
NTCIR-15 QA Lab-PoliInfo-2 Stance Classification Taskに向けて
〇高丸 圭一1、木村 泰知2、内田 ゆず3、佐々木 稔5、吉岡 真治4、秋葉 友良6、渋木 英潔7 (1. 宇都宮共和大学、2. 小樽商科大学、3. 北海学園大学、4. 北海道大学、5. 茨城大学、6. 豊橋技術科学大学、7. 国立情報学研究所)
キーワード:政治情報、地方議会会議録、Stance Classification 筆者らは評価型タスクNTCIR-15 QA Lab-PoliInfo-2において東京都議会会議録を対象として、議会における議員の発言から、議員が所属する会派の各議案への賛否を推定するStance Classification Taskを企画している。
例えば会議録「受動喫煙防止は、我が都議会自民党の公約であり、私自身も、ぜひ積極的に進めていただきたいと心から願う一人です。しかしながら、そのことと、今回提出された条例案がよいものかというのは別の話であり、残念ながら、この条例には問題が多く、賛成できないというのが、我が党の考えです。」という発言から「都議会自民党」は提出された議案へ「反対」を表明していることが分かる。本稿では、Stance Classification Taskの正解データの構築に向けて、議案への賛否を表明する発言の分析結果について述べる。