渋木英潔

研究・特徴語の抽出

 

地方議員が4年間の任期の間に議会で何について発言したかご存知ですか?

 

小樽商科大学商学部  木村 泰知
宇都宮共和大学シティライフ学部  高丸 圭一

最終更新日: 2017年2月11日

TF・IDF法による議会発言特徴語とは? | 全国の地方議会の議員別議会発言特徴語

 

 平成27年4月の統一地方選挙までの4年間(平成23年4月~平成27年3月)の地方議会議員の活動の実体を可視化する試みの一つとして,地方議会議員の議会発言特徴語*リストを作成しました。
 国会議員とは異なり,日常的な議会活動が報道に載ることが少なく,市民はその実体を知る機会が少ないという問題があります。また,議会の記録である会議録は多くの自治体でインターネットで公開されているものの,分量が膨大ですべてを読むことはできません。議会発言特徴語はそれぞれの議員がどの分野のことについて多く発言しているのかを端的に知る手がかりとなります。

 


 

 

(*)議員発言特徴語とは,簡単にいうとある議員が他の議員よりも多く発言した単語のことです。その議員が何に注力していたかを表しているということができます。TF・IDF法という技術により,議会会議録に記録された発言の名詞(複合名詞)のうち,(1)その議員は多く使用していて,(2)その単語を使用した議員が少ない場合にスコアが高くなるような計算式によって選ばれています。

 


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全国の地方議会の議員別議会発言特徴語 (順次公開中)

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会議録の収集・整理

概要

 Web公開されている全国の市町村議会会議録を自動収集するプログラムを作成しました。データ形式をそろえた上でデータベースに格納し,コーパスの構築を順次行っています。

研究業績

  • 乙武北斗, 高丸圭一, 渋木英潔, 木村泰知, 荒木健治「地方議会会議録の自動収集に向けた公開パタンの分析」言語処理学会第15回年次大会発表論文集, pp.192-195 (2009)
  • 齋藤誠, 大城卓, 菅原晃平, 永井隆広, 渋木英潔, 木村泰知, 森辰則「地方議会会議録の収集とコーパスの構築」言語処理学会第17回年次大会論文集, P2-21 (2011)
  • 菅原晃平, 大城卓, 齋藤誠, 永井隆広, 渋木英潔, 木村泰知, 森辰則「地方議会会議録コーパスの拡充における問題点の分析と対処」言語処理学会第18回年次大会論文集, P1-15 (2012)

採択研究課題 (科研費など)

コアプロジェクト

課題:「議論の背景・過程・結果を関連づける地方政治コーパスの構築とその学際的応用」
種目:文部科学省: 科学研究費補助金・基盤研究(B)
期間:2016年4月 – 2020年3月    代表者: 木村泰知
概要:本研究では、地方政治に関する研究の活性化・学際的応用を目指して、「議論の背景」「議論の過程」「議論の結果」を関連づけるコーパスを構築する。具体的に は、新聞記事(議論の背景)、地方議会会議録(議論の過程)、条例(議論の結果)の3つの言語資源を地域、時間、課題の観点から関連づけることを目指す。

    1.    木村泰知 (小樽商科大学)
    2.    高丸圭一 (宇都宮共和大学)     
    3.    小林暁雄 (豊橋技術科学大学)
    4.    坂地泰紀 (成蹊大学)     
    5.    内田ゆず (北海学園大学)     
    6.    乙武北斗 (福岡大学)
    7.    河村和徳 (東北大学)
    8.    川浦昭彦 (同志社大学) 

    9.    吉田光男 (豊橋技術科学大学)

 

 

「地方議会会議録コーパスの構築とその学際的応用研究」

  • 科研費基盤(B) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/22300086
  • 平成22~25年度
  • 研究代表者
    • 木村泰知(小樽商科大学)
  • 研究分担者
    • 森辰則(横浜国立大学)
    • 河村和徳(東北大学)
    • 高丸圭一(宇都宮共和大学)
    • 乙武北斗(福岡大学)
    • 湯淺墾道(情報セキュリティ大学院大学情報セキュリティ研究科)
    • 小林哲郎(国立情報学研究所)平成22年4月から平成24年1月まで
  • 研究協力者
    • 渋木英潔

関連プロジェクト

「学際的応用を考慮した地方議会議録コーパスの言語学的研究」

  • 科研費基盤(C) http://kaken.nii.ac.jp/d/p/26370498.ja.html
  • 平成26~28年度
  • 研究代表者
    • 高丸圭一(宇都宮共和大学)
  • 研究分担者
    • 木村泰知(小樽商科大学)
    • 乙武北斗(福岡大学)
    • 井上史雄(国立国語研究所)

「公共用語の地域差に関する社会言語学的総合研究」

  • 科研費萌芽研究 http://kaken.nii.ac.jp/d/p/23652102
  • 平成23~24年度
  • 研究代表者
    • 井上史雄(明海大学)
  • 研究分担者
    • 岸江 信介(徳島大学) 木村 泰知(小樽商科大学) 高丸 圭一(宇都宮共和大学) 田中 宣広(岩手県立大学宮古短期大学部) 半沢 康(福島大学) 山下 暁美(明海大学) Daniel Long(首都大学東京)

 

  • 科研費基盤(C) http://kaken.nii.ac.jp/d/p/25370524.ja.html
  • 平成25~28年度
  • 研究代表者
    • 井上史雄(国立国語研究所)
  • 研究分担者
    • 木村泰知(小樽商科大学)
    • 高丸圭一(宇都宮共和大学)
    •  
    •  

 

「地方議会議員と住民の協働支援のためのデータ放送の利活用に関する基礎研究」

  • 放送文化基金研究助成
  • 平成24年度
  • 研究代表者
    • 木村泰知(小樽商科大学)
  • 研究分担者
    • 森辰則(横浜国立大学)
    • 高丸圭一(宇都宮共和大学)
    • 乙武北斗(福岡大学)

「北海道における地方議員と住民間の協働支援システムの研究開発」

  • 総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)地域ICT
  • 平成20~21年度
  • 研究代表者
    • 木村泰知(小樽商科大学)
  • 研究分担者
    • 森辰則(横浜国立大学)
    • 渋木英潔(合同会社ディクティオ/横浜国立大学)
    • 高丸圭一(合同会社ディクティオ/宇都宮共和大学)
    • 米谷信昭((株)テクノラボ)
    • 山崎記敬(株式会社 HARP)

研究概要

本研究では、地方政治に関する研究の活性化・学際的応用を目指して、研究者が利用可能な地方政治電子化コーパスを全国規模で構築しウェブ上で提供することを目指しています。また、そのコーパスを利用して政治学、言語学、情報工学の研究を行い、その成果を学際的に応用した政治情報システムの開発を行う予定です。
本研究には以下の3つの大きな目的があります。
  1. 地方政治の研究者に向けた電子化コーパスを構築しポータルサイト等を通して提供する。
  2. 上記のコーパスを用いて政治学、言語学、情報工学の各分野の研究を行う。
  3. 上記の研究成果を学際的に応用した政治情報システムの研究開発を行う。